ゼップバウンドのオンライン診療おすすめ4選|保険適用で安く受けられる?費用の目安やマンジャロとの比較を解説

※ 本ページにはPRが含まれます。

ゼップバウンドは、オンライン診療でも医師が処方可能と判断した場合に処方を受けられます。

ただし、すべての医療機関が初診からオンライン診療に対応しているわけではありません。初回は対面診療が必要で、再診からオンライン診療を利用できる医院もあります。

自宅から診察を受けたい人は、予約前に初診の対応方法を確認してください。

参照:まさぼクリニックのゼップバウンドオンライン診療

参照:服部・えびすさまクリニックの診療条件

ゼップバウンドの予約前に確認する3つの条件
  • 保険適用の対象となる可能性があるか
  • 初診からオンライン診療を受けられるか
  • 薬代・診察料・送料・会費を含めた総額はいくらか

保険適用の可能性がある人は、自由診療のクリニックを予約する前に、保険診療に対応する医療機関へ相談しましょう。

ゼップバウンドの保険適用はBMIだけでは決まりません。合併症やこれまでの治療歴に加え、受診する医療機関が必要な施設要件を満たしているかも確認が必要です。

参照:PMDA:肥満症の最適使用推進ガイドライン

参照:PMDA:閉塞性睡眠時無呼吸症候群の最適使用推進ガイドライン

この記事では、ゼップバウンドのオンライン診療に対応する4つのクリニックを紹介し、用量別の料金や保険適用の条件、診察から薬を受け取るまでの流れを解説します。

自由診療を検討している人は、各クリニックの初診方法と継続時の費用を比較し、希望する条件に合う受診先を確認してください。

ゼップバウンドとマンジャロは治療対象が異なる

ゼップバウンドは、一定の条件を満たす肥満症と中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群が治療対象です。美容目的の減量だけを理由に処方が承認されている薬ではありません。一方、マンジャロは国内では2型糖尿病の治療薬として承認されています。

どちらも同じ有効成分を含みますが、承認された治療対象が異なります。料金の安さだけで選んだり、自己判断で切り替えたりせず、診察時に医師へ治療目的を伝えてください。

参照:PMDA:ゼップバウンドの効能・効果

参照:PMDA:マンジャロの効能・効果

PR:以下はDMMオンラインクリニックのマンジャロ診療の広告です。

ゼップバウンドの料金や診療条件は、本文のDMMオンラインクリニック紹介欄で確認できます。

なお、マンジャロを美容・痩身目的で使用することは国内の承認された適応外であり、その目的での安全性・有効性は確認されていません。

参照:厚生労働省:GLP-1受容体作動薬等の適正使用について

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目次

ゼップバウンドはオンライン診療で処方を受けられる?

ゼップバウンド オンライン診療 処方 受けられるゼップバウンドは、オンライン診療でも医師が処方可能と判断すれば、処方を受けられます。

ただし、オンラインで予約できるからといって、必ず処方されるわけではありません。診察では治療の必要性や健康状態を確認し、ゼップバウンドを使用できるか判断します。

また、初診からオンラインで受診できるクリニックと、初回の来院が必要なクリニックがあります。自宅で診察を受けたい人は、予約前に初診の対応方法を調べておきましょう。

オンライン診療を予約する前に確認したい3つの条件
  • 薬の取扱い:ゼップバウンドを取り扱っているか
  • 初診の対応:初めて受診する人もオンラインで診察を受けられるか
  • 処方の可否:診察の結果、医師が処方可能と判断するか

オンラインでも診察を受け、医師が適切と判断した場合に処方される

ゼップバウンドは、オンラインで予約や決済をするだけで購入できる薬ではありません。

医師が治療目的や持病、服用中の薬などを確認し、処方の可否を判断します。「体重を減らしたい」「以前に同じ成分の薬を使ったことがある」という理由だけでは、処方を受けられません。

ゼップバウンドは、一定の条件を満たす肥満症と中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群を治療対象とする薬です。それぞれ患者条件が定められており、使用できない人や慎重な判断が必要な人もいます。

自由診療の場合でも、薬の禁忌や使用上の注意がなくなるわけではありません。

参照:PMDA:ゼップバウンドの効能・効果、禁忌

オンライン診療の前に用意しておく情報

現在の身長・体重、診断されている病気、食事療法・運動療法の経過、服用中の薬が分かるお薬手帳などを用意しておきましょう。妊娠中・妊娠の可能性・授乳中であることや、膵炎の既往がある場合も医師に伝えてください。ほかの糖尿病治療薬やGLP-1関連薬を使用している場合は、薬の名前と用量も申告が必要です。

診察の結果、追加検査や対面での診察が必要になることもあります。その場合は医師の案内に従い、必要な検査や診察を受けてください。

処方されなかった場合は、自己判断でほかの薬を購入せず、処方できない理由と、代わりに検討できる治療方法を担当医に相談しましょう。

初回は対面診療が必要で、オンラインは再診専用の医院もある

ゼップバウンドを取り扱うクリニックのなかには、初診は対面で診察し、2回目以降からオンライン診療を利用できる医院があります。

そのため、「オンライン診療対応」と書かれていても、初めて受診する人が自宅から診察を受けられるとは限りません。

たとえば、服部・えびすさまクリニックのゼップバウンドオンライン診療は再診専用です。初回は来院し、診察や自己注射の指導などを受ける流れが案内されています。

参照:服部・えびすさまクリニック:初回対面・再診オンラインの案内

希望する受診方法 予約前に確認すること
初診からオンラインで受診したい ゼップバウンドの初診オンライン予約を受け付けているか
最初は対面で注射指導を受けたい 初診の来院場所と、再診からオンラインに切り替えられる条件
別の医療機関で治療を受けている 他院からの継続処方や転院に対応しているか、診療情報・検査結果が必要か

初診オンラインに対応していても、症状や検査の必要性によっては対面診療を案内される場合があります。

初めてゼップバウンドの診察を受ける人は、予約画面で「初診」を選べるか確認してください。他院で治療中の場合は、その旨を予約時に伝え、必要な書類を事前に問い合わせておくと受診がスムーズです。

ゼップバウンドのオンライン診療に対応するクリニック

ゼップバウンドのオンライン診療を案内しているクリニックとして、DMMオンラインクリニック、HDCアトラスクリニック、まさぼ内科・糖尿病クリニック、服部・えびすさまクリニックの4院を紹介します。

クリニックによって、初診の方法や薬代、診察料、送料、会員制度が異なります。

初回からオンラインで受診したい人は初診の対応方法を、継続費用を抑えたい人は薬代以外の料金も確認してください。

クリニック 診療・利用条件の特徴 料金比較で確認すること
DMMオンラインクリニック オンライン診療でゼップバウンドを取り扱う 単月購入・定期配送の料金、送料
HDCアトラスクリニック 会員制のオンライン診療 薬代、月会費、予約料、送料、最低利用期間
まさぼ内科・糖尿病クリニック 糖尿病専門医による自費のオンライン診療を案内 専用ページに用量別の金額掲載なし。診察料や送料を含む総額を問い合わせる
服部・えびすさまクリニック 初回は対面診療、オンラインは再診専用 初診料、再診料、予約料、送料

なお、ここで紹介するのは各クリニックのゼップバウンド取扱いと自由診療の案内です。保険診療を受けられるかどうかは、患者の条件や医療機関の施設要件によって異なります。

掲載順は、治療効果や保険適用の優劣を示すランキングではありません。

DMMオンラインクリニック

DMMオンラインクリニックDMMオンラインクリニックでは、ゼップバウンドの2.5mg・5mg・7.5mg・10mgを取り扱っています。

単月購入と定期配送が案内されているため、希望する購入期間に合わせて費用を比較できるのが特徴です。

項目 ゼップバウンドの案内
取扱い用量 2.5mg・5mg・7.5mg・10mg
4本分の単月購入薬代 2.5mg:36,410円/5mg:62,370円/7.5mg:82,390円/10mg:99,880円
診察料 0円
配送 送料550円、クール便追加料金0円
診療方法 予約・問診後、ビデオ通話で診察。処方の可否は医師が判断

参照:DMMオンラインクリニック:メディカルダイエットの診療・料金

2.5mgを4本、単月購入で1回配送する場合の支払額は、薬代36,410円と送料550円を合わせて36,960円です。

ただし、定期配送では薬代や購入条件が異なります。また、治療中に用量が変われば、継続費用も変わる可能性があります。

マンジャロの広告料金と混同しない

リード文に掲載している広告は、DMMオンラインクリニックのマンジャロ診療です。ゼップバウンドとマンジャロは国内で承認された治療対象が異なります。マンジャロ向けの価格やクーポンを、ゼップバウンドの料金に適用して計算しないでください。

DMMオンラインクリニックを検討する人は、公式サイトで希望する用量の単月価格と定期配送価格を比較し、送料を含めた決済金額を確認してください。

HDCアトラスクリニック|会員制のオンライン診療

HDCアトラスクリニックHDCアトラスクリニックは、月会費1,650円の会員制でゼップバウンドのオンライン診療を案内しています。

2.5mgの4本分薬代は15,000円ですが、実際の支払いには会費や予約料、送料も加わります。

項目 案内されている条件
4本分の薬代 2.5mg:15,000円/5mg:25,000円/7.5mg:35,000円/10mg:45,000円/12.5mg:55,000円/15mg:65,000円
診察料 0円
月会費 1,650円
予約料・送料 予約料500円/送料2,000円
最低利用期間 会員制度は最低3か月の利用条件あり
オンライン診療 MyMediproを利用した診療を案内

参照:HDCアトラスクリニック:ゼップバウンド料金・会員制度

2.5mgを4本購入し、月会費1回分・予約1回・配送1回で計算すると、支払額は以下のとおりです。

薬代15,000円+月会費1,650円+予約料500円+送料2,000円=19,150円

これは1回分の診療・配送を想定した費用例です。会員制度には最低3か月の利用条件があるため、19,150円だけで契約を終了できるわけではありません。

最低利用期間と解約条件を確認

短期間で治療を終える可能性がある人は、最低3か月分の会費も含めて費用を計算してください。副作用や医師の判断によって薬を中止・変更する場合に、会費や契約がどう扱われるかも確認が必要です。

料金を比較する際は、3か月間利用した場合の会費総額と、薬の購入回数に応じた予約料・送料を計算してください。申し込み前には、途中解約の条件も公式サイトまたはクリニックへ問い合わせましょう。

まさぼ内科・糖尿病クリニック|自費のゼップバウンドオンライン診療

まさぼ内科・糖尿病クリニックまさぼ内科・糖尿病クリニックでは、糖尿病専門医によるゼップバウンドの自費オンライン診療を案内しています。

持病や服薬状況を医師に伝え、使用する用量や副作用について相談しながら治療を検討できます。

項目 専用ページの案内
診療区分 自費診療
診療方法 ビデオ通話による診察。初診オンラインの案内あり
処方・配送 診察で適応を判断した後、温度管理した薬を配送
薬代・診察料・送料 専用ページに用量別薬代・診察料・送料の金額掲載なし
受診前に必要な確認 希望用量の4本分薬代、診察料、送料、検査費用の有無と総額

参照:まさぼクリニック:ゼップバウンドオンライン診療

元記事で確認した専用ページには、用量別の薬代や診察料、送料の具体的な金額が掲載されていません。そのため、ほかのクリニックと同じ条件で費用を比較できず、本記事の料金相場の集計からも除外しています。

また、クリニックが保険診療を行っていても、このゼップバウンドの自費診療メニューが保険適用になるとは限りません。

受診を検討している人は、希望する用量を伝え、4本分の薬代・診察料・送料・検査費用を含む支払総額を問い合わせてください。保険診療を希望する場合は、別途対応の可否を相談する必要があります。

服部・えびすさまクリニック|初回対面・再診オンライン

服部・えびすさまクリニック服部・えびすさまクリニックでは、初回に対面診療を受け、再診からオンライン診療を利用する方法を案内しています。

初めて自己注射を行う際に医師から直接指導を受け、その後は自宅から診察を受けたい人に適した受診方法です。

一方、初診からオンラインだけで治療を始めたい人は、この再診専用メニューを利用できません。

項目 案内されている条件
オンラインの対象 再診専用。初回は対面で診察・注射指導などを受ける
4本分の薬代 2.5mg:16,000円/5mg:30,500円/7.5mg:40,500円/10mg:47,000円/12.5mg:53,000円/15mg:58,500円
診察料 初診3,300円/再診1,100円
予約料 最大600円
送料 1,200~3,000円

参照:服部・えびすさまクリニック:ゼップバウンド再診オンラインメニュー

費用を比較する際は、初回の対面診療と2回目以降のオンライン診療を分けて考える必要があります。

初診料は3,300円、再診料は1,100円です。また、オンライン診療では予約料や送料が加わる場合があり、配送先によって送料も異なります。

初診と再診で確認する費用

初診:薬代・初診料など、対面診療で必要になる費用再診:薬代・再診料・予約料・送料など、オンライン診療で必要になる費用

再診時の送料は、配送先に適用される金額で計算してください。

服部・えびすさまクリニックを希望する人は、まず初回の対面診療を受けられる場所と日時を確認してください。予約時には、初診の支払総額と、再診オンラインへ切り替える条件も尋ねておきましょう。

ゼップバウンドのオンライン診療の費用目安

ゼップバウンドのオンライン診療にかかる薬代は、用量やクリニックによって異なります。

今回比較した3院では、2.5mgの4本分が15,000~36,410円、5mgの4本分が25,000~62,370円でした。

ただし、これは税込の薬代のみを比較した金額です。実際には診察料・送料・会費などが加わる場合があります。

掲載料金は、DMMオンラインクリニック、HDCアトラスクリニック、服部・えびすさまクリニックの公開情報をもとにしています。全国の最安値や平均価格を示すものではありません。

料金比較の条件

同じ用量・4本分・税込の薬代で比較しています。DMMオンラインクリニックは単月購入、HDCアトラスクリニックは会員向け料金、服部・えびすさまクリニックはオンライン再診メニューの薬代です。

定期配送の割引価格や初回限定キャンペーンは含めていません。また、まさぼ内科・糖尿病クリニックは公開料金を確認できないため、集計対象外としています。

まずは用量別の薬代を確認し、その後に診察料や配送費を加えた総額を比較してください。

2.5mg|4本分の薬代は15,000~36,410円

ゼップバウンド2.5mgの4本分の薬代は、比較した3院で15,000~36,410円です。

2.5mgは通常、治療開始時に使用する用量です。治療を続けるなかで用量が変わる場合があるため、最初の4本分の金額だけで継続費用を見積もることはできません。

受診先 2.5mg・4本分の薬代
DMMオンラインクリニック・単月購入 36,410円
HDCアトラスクリニック・会員向け 15,000円
服部・えびすさまクリニック 16,000円

参照:DMM:ゼップバウンド料金

参照:HDC:ゼップバウンド料金

参照:服部・えびすさま:ゼップバウンド料金

ゼップバウンドは通常2.5mgから開始し、医師が治療効果や副作用を確認しながら用量を調整します。

そのため、2.5mgの価格が安くても、増量後の費用まで含めると別のクリニックとの差が変わる可能性があります。

初回の料金を確認する際は、5mgへ増量した場合の4本分の薬代も確認しておきましょう。今後の用量や増量時期は、診察で医師と相談してください。

参照:PMDA:ゼップバウンドの用法・用量

5mg|4本分の薬代は25,000~62,370円

ゼップバウンド5mgの4本分の薬代は、25,000~62,370円です。

3院の薬代を比べると、最も安いHDCアトラスクリニックとDMMオンラインクリニックの間には37,370円の差があります。

ただし、HDCアトラスクリニックには月会費や予約料、送料が必要です。薬代の差額がそのまま支払総額の差になるわけではありません。

受診先 5mg・4本分の薬代
DMMオンラインクリニック・単月購入 62,370円
HDCアトラスクリニック・会員向け 25,000円
服部・えびすさまクリニック 30,500円

参照:DMM:ゼップバウンド料金

参照:HDC:ゼップバウンド料金

参照:服部・えびすさま:ゼップバウンド料金

また、服部・えびすさまクリニックは初回の対面診療が必要です。再診時の薬代だけでは、治療開始時にかかる費用を把握できません。

5mgの料金で確認すること

薬代25,000円などの表示価格だけでなく、診察料・予約料・送料・会費を含めた金額を確認してください。初回と再診で料金が異なるクリニックは、それぞれの支払額を分けて比較する必要があります。

5mgでの治療を検討している人は、1回の診察で4本受け取るまでの総額を確認してください。会員制の場合は、最低利用期間と解約条件も併せて調べておきましょう。

7.5mg|4本分の薬代は35,000~82,390円

ゼップバウンド7.5mgの4本分の薬代は、3院で35,000~82,390円でした。

2.5mgや5mgよりも薬代が高くなるため、増量を検討するときは治療費の見直しも必要です。

受診先 7.5mg・4本分の薬代
DMMオンラインクリニック・単月購入 82,390円
HDCアトラスクリニック・会員向け 35,000円
服部・えびすさまクリニック 40,500円

参照:DMM:ゼップバウンド料金

参照:HDC:ゼップバウンド料金

参照:服部・えびすさま:ゼップバウンド料金

たとえば、HDCアトラスクリニックの薬代は5mgが25,000円、7.5mgが35,000円です。同じ4本分でも、用量が変わると10,000円高くなります。

ただし、増量するかどうかは費用だけで決めるものではありません。現在の治療効果や副作用を確認したうえで、医師が判断します。

費用を理由に用量や注射間隔を変更しない

薬代を抑えるために、自己判断で注射する間隔を延ばしたり、用量を減らしたりしないでください。費用の負担が大きい場合は、処方医へ相談し、治療の継続方法を検討する必要があります。

増量を提案された場合は、次回からの薬代と、現在の副作用の状況を医師へ伝えてください。費用面で継続が難しいときも、処方内容を自分で変更せず相談しましょう。

10mg|4本分の薬代は45,000~99,880円

ゼップバウンド10mgの4本分の薬代は、45,000~99,880円です。

比較した用量のなかでは、3院とも10mgの薬代が最も高くなっています。

受診先 10mg・4本分の薬代
DMMオンラインクリニック・単月購入 99,880円
HDCアトラスクリニック・会員向け 45,000円
服部・えびすさまクリニック 47,000円

参照:DMM:ゼップバウンド料金

参照:HDC:ゼップバウンド料金

参照:服部・えびすさま:ゼップバウンド料金

なお、ゼップバウンドには12.5mgと15mgもあります。治療対象や患者の状態によって使用する用量が異なるため、10mgまでの価格だけで治療期間全体の予算を決めることはできません。

ゼップバウンドは、用量を増やせば必ず治療効果が高まるわけではありません。治療効果や副作用を確認しながら、医師が患者の状態に合った用量を判断します。

10mg以上の使用が検討されている人は、処方予定の用量と受診頻度を確認し、今後必要になる薬代を見積もってください。

参照:PMDA:治療対象ごとの用法・用量

診察料・送料・会費を含めた総額で比較する

診察料 送料 会費 含めた 総額 比較ゼップバウンドのオンライン診療費用を比較するときは、薬代に診察料・予約料・送料・会費などを加えた支払総額を確認してください。

薬代が安くても、月会費や送料が加わることで、実際の支払いが高くなる場合があります。

以下は2.5mgを4本受け取る場合の費用例です。

受診先 2.5mg・4本を受け取る支払例 計算条件
DMMオンラインクリニック 36,960円 36,410円+診察料0円+送料550円。単月購入・1回配送
HDCアトラスクリニック 19,150円 15,000円+会費1,650円+予約料500円+送料2,000円。各1回分
服部・えびすさまクリニック 18,900~20,700円 16,000円+再診料1,100円+予約料600円+送料1,200~3,000円。初回対面費用は別

上記は各費用を合算した試算であり、クリニックが提示する一律のセット料金ではありません。

服部・えびすさまクリニックの予約料は上限600円として計算しています。また、初診の対面診療にかかる費用は含めていません。

会員制クリニックは最低利用期間も確認

HDCアトラスクリニックには、会員制度の最低利用期間が3か月という条件があります。月会費1,650円を3か月支払う場合、会費だけで4,950円です。

そのため、表の19,150円を「1か月だけ利用して終了した場合の総額」と考えないでください。治療を中止する場合も、医師への相談と会員契約の手続きは別に確認する必要があります。

料金を比較する際は、次の3点をクリニックへ問い合わせてください。

申し込み前に確認する費用

  • 希望する用量を4本受け取るまでの支払総額
  • 次回以降の診察料・送料・会費を含む継続費用
  • 検査や対面診療が必要になった場合の追加費用

公式サイトの薬代だけで決めず、診察から薬の受け取りまでに必要な金額を確認してから予約しましょう。

継続費用が予算を超える場合は、無理に申し込まず、医師にほかの治療方法も相談してください。
マンジャロの値段はいくら?1ヶ月の相場・保険適用・安く処方してもらう方法を解説

ゼップバウンドのオンライン診療は保険適用になる?

ゼップバウンド オンライン診療 保険適用ゼップバウンドは、患者の病状や治療歴、医療機関の施設要件などを満たす場合に、保険診療で使用できる薬です。

ただし、肥満症や睡眠時無呼吸症候群と診断されていれば、誰でも保険適用になるわけではありません。

また、オンライン診療に対応しているクリニックでも、掲載されているゼップバウンドのメニューが自由診療の場合があります。

保険適用を希望する人は、料金表を見る前に、保険診療での処方に対応している医療機関かどうかを確認してください。

保険診療では、患者本人の条件だけでなく、医療機関が必要な診療体制を備えているかも確認されます。

現在通院している医療機関がある人は、まず主治医にゼップバウンドの保険診療について相談してください。

保険診療の相談前に用意したい情報
  • 身長・体重と、現在診断されている病気
  • 食事療法・運動療法を受けた医療機関と実施期間
  • 管理栄養士による栄養指導の記録、服用中の薬
  • 睡眠時無呼吸症候群がある場合は、検査結果と現在の治療内容

肥満症ではBMI・合併症・食事療法と運動療法の実施状況などで判断される

肥満症でゼップバウンドの保険適用を受けるには、BMIや合併症に加え、医療機関で行った食事療法・運動療法などの条件を満たす必要があります。

BMIが基準を超えていても、それだけで保険適用が決まるわけではありません。

判断項目 主な要件
診断されている合併症 高血圧、脂質異常症、2型糖尿病のいずれか1つ以上
BMI・健康障害 BMI27以上で肥満に関連する健康障害が2つ以上、またはBMI35以上
食事療法・運動療法 処方する施設の治療計画に基づき6か月以上実施しても十分な効果が得られない
栄養指導 その間、2か月に1回以上の管理栄養士による栄養指導
合併症の治療 高血圧・脂質異常症・2型糖尿病のいずれかに、適切な薬物療法が行われている
投与期間 最適使用推進ガイドラインでは最大72週間。投与中も効果と症状を評価し、中止の要否を判断

参照:PMDA:肥満症の最適使用推進ガイドライン「投与対象となる患者」

BMIは、体重(kg)を身長(m)の2乗で割って求めます。

ただし、肥満に関連する健康障害の数や合併症の診断は、医師による評価が必要です。

また、自宅で自己流の食事制限や運動を6か月続けていても、医療機関の治療計画に基づく前治療の条件を満たしたことにはなりません。

薬の承認された治療対象と保険適用は異なる

ゼップバウンドの添付文書に記載された肥満症の治療対象と、保険給付で必要になる条件は同じではありません。添付文書の適応に該当していても、保険診療では高血圧・脂質異常症・2型糖尿病などの条件が関わります。

参照:PMDA:ゼップバウンドの効能・効果と保険給付上の注意

肥満症で保険適用を希望する人は、これまでの診断内容と治療記録を持参し、医療機関で対象になるか確認してください。

食事療法・運動療法を受けたことがない場合は、今後必要になる治療について相談しましょう。

中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群も患者要件を満たすと対象になる

ゼップバウンドは、一定の条件を満たす中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群にも使用されます。

ただし、いびきや日中の眠気があるだけでは、治療対象かどうかを判断できません。睡眠検査の結果やBMI、これまでの治療経過などを医師が確認します。

判断項目 主な条件・注意
治療対象 BMI27以上の中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群
重症度 睡眠検査で評価。添付文書ではAHI15回/時間以上を対象とする
BMIの慎重判断 最適使用推進ガイドラインでは原則BMI30以上。27以上30未満は必要性を慎重に判断
前治療 処方する施設の計画に基づく食事療法・運動療法を3か月以上行っても十分な体重減少効果が得られないことなど
栄養指導 前治療の期間に最低1回の管理栄養士による栄養指導
例外 一定の肥満低換気症候群や心不全などで早期治療が必要な場合は、前治療期間の例外を医師が判断
投与期間 最適使用推進ガイドラインでは最大52週間。治療中は体重や睡眠検査の結果で継続・中止を判断

参照:PMDA:閉塞性睡眠時無呼吸症候群の最適使用推進ガイドライン

参照:PMDA:ゼップバウンドの睡眠時無呼吸症候群に関する適応

肥満症では6か月以上の前治療が条件となりますが、睡眠時無呼吸症候群では原則3か月以上とされています。

このように、治療する病気によって必要な条件が異なります。睡眠検査の方法や検査結果によっても判断が変わるため、自己判断は避けてください。

CPAPなどの治療を自己判断で中止しない

ゼップバウンドによる治療は、CPAPなどの標準治療を自己判断で中止するためのものではありません。すでに睡眠時無呼吸症候群の治療を受けている場合は、現在の治療内容を医師に伝え、薬の追加や併用について相談してください。

睡眠時無呼吸症候群と診断されている人は、睡眠検査の結果と現在の治療記録を用意し、主治医にゼップバウンドの適応について相談しましょう。

まだ検査を受けていない人は、まず睡眠時無呼吸症候群の診察・検査に対応する医療機関を受診してください。

専門医や栄養指導体制などの施設要件を満たす必要がある

ゼップバウンドを保険診療で処方するには、患者の条件だけでなく、医療機関が専門医や管理栄養士などの診療体制を整えていることも必要です。

ゼップバウンドを自由診療で取り扱っているクリニックが、必ずしも保険診療の施設要件を満たしているとは限りません。

施設の確認項目 必要な体制の概要
診療科・保険医療機関 治療対象に対応した内科系診療科などを標榜する保険医療機関
医師 所定の臨床経験・専門資格を持つ医師の関与、必要な常勤医・専門医との連携
施設認定 関連学会による教育研修施設としての認定
栄養指導 常勤の管理栄養士による適切な栄養指導
検査・副作用対応 適応判断や継続評価に必要な検査と、重い副作用へ対応できる体制

参照:PMDA:肥満症の施設要件

参照:PMDA:閉塞性睡眠時無呼吸症候群の施設要件

必要な専門医や診療体制は、肥満症と閉塞性睡眠時無呼吸症候群で異なる部分があります。

そのため、ホームページに「専門医在籍」「ゼップバウンド取扱い」と記載されているだけでは、保険診療に対応しているか判断できません。

医療機関へ問い合わせる内容

  • ゼップバウンドの保険診療に対応しているか
  • 肥満症または睡眠時無呼吸症候群のどちらに対応しているか
  • 必要な前治療や栄養指導を受けられるか
  • 紹介状や過去の検査結果が必要か

保険適用を希望する人は、予約前に「ゼップバウンドを保険診療で相談したい」と医療機関へ伝えてください。

現在の通院先が対応していない場合は、条件を満たす医療機関への紹介が可能か主治医に相談しましょう。

美容目的の減量は保険適用にならない

美容や痩身だけを目的とした減量は、ゼップバウンドの保険適用の対象ではありません。

また、自由診療であれば、承認された治療対象以外の使用でも安全性や有効性が確認されているというわけではありません。

厚生労働省は、GLP-1受容体作動薬などを美容・痩身目的で適応外使用することについて、安全性・有効性が確認されておらず、健康被害につながるおそれがあると注意喚起しています。

参照:厚生労働省:GLP-1受容体作動薬及びGIP/GLP-1受容体作動薬の適正使用について

保険適用外と適応外使用の違い

保険適用外:保険給付の条件を満たさず、健康保険を使えないこと。適応外使用:医薬品が国内で承認されている病気や使用条件の範囲外で使うこと。

2つは異なるため、「自由診療なら美容目的でも問題なく使用できる」とは考えないでください。

体重を減らしたい場合でも、薬による治療が必要かどうかは健康状態によって異なります。

美容目的でゼップバウンドを検討している人は、まず医療機関で肥満症などの診断が必要な状態か確認してください。

保険適用にならない場合も、すぐに自由診療の薬を申し込むのではなく、食事療法・運動療法を含む治療方法について医師に相談しましょう。

ゼップバウンドとマンジャロを比較

ゼップバウンドとマンジャロには、どちらもチルゼパチドという有効成分が含まれています。

ただし、国内で承認されている治療対象や標準的な維持用量、薬価は異なります。

同じ成分だからといって、どちらを使用してもよいわけではありません。現在処方されている薬からの切り替えを考えている人は、治療目的や服用中の薬を医師に伝え、変更が必要か相談してください。

比較する点 共通点・違い
成分・注射の頻度 有効成分はチルゼパチド。どちらも週1回の皮下注射
副作用 吐き気・下痢・便秘などが共通する。ただし、副作用の発現率や程度まで同じとは限らない
維持用量 ゼップバウンドは治療対象によって通常10mgまたは15mg。マンジャロは通常5mg
薬価 同じ用量ではゼップバウンドの方が高い。自由診療の販売価格とは異なる
治療対象 ゼップバウンドは条件を満たす肥満症・閉塞性睡眠時無呼吸症候群。マンジャロは2型糖尿病

薬の違いを確認する際は、価格だけでなく、治療したい病気と現在の治療内容を基準にしてください。

有効成分は同じで、主な副作用と週1回の自己注射は共通する

ゼップバウンドとマンジャロの有効成分は、どちらもチルゼパチドです。投与方法も共通しており、週1回皮下注射します。

吐き気・下痢・便秘などの消化器症状が起こることがあるほか、急性膵炎や低血糖などにも注意が必要です。

ただし、成分が同じでも、副作用の現れ方には個人差があります。マンジャロを使用した際に問題がなかった人でも、ゼップバウンドで同じ経過になるとは限りません。

参照:PMDA:ゼップバウンドの成分・用法・副作用

参照:PMDA:マンジャロの成分・用法・副作用

2つの薬を自己判断で併用しない

ゼップバウンドとマンジャロを同時に使用したり、ほかのGLP-1関連薬と自己判断で併用したりしないでください。薬の切り替えを相談する際は、現在使用している薬の名前・用量・最後に注射した日を医師に伝える必要があります。

すでにマンジャロなどを使用している人は、お薬手帳や処方内容が分かる資料を用意し、診察時に切り替えの必要性を相談しましょう。

標準的な維持用量が異なる

ゼップバウンドとマンジャロは、どちらも通常2.5mgから投与を開始します。

一方、標準的な維持用量は異なり、ゼップバウンドは治療対象に応じて通常10mgまたは15mg、マンジャロは通常5mgです。

また、患者の状態によって用量を調整できる範囲にも違いがあります。

薬・治療対象 通常の投与計画 状態に応じた調整
ゼップバウンド・肥満症 2.5mgから開始し、4週間の間隔で2.5mgずつ増量して10mg 5mgまで減量、または4週間以上の間隔で最大15mgまで増量可能
ゼップバウンド・閉塞性睡眠時無呼吸症候群 2.5mgから開始し、4週間の間隔で2.5mgずつ増量して15mg 忍容性が認められない場合は10~15mgで調整可能
マンジャロ・2型糖尿病 2.5mgで開始し、4週間後に5mgへ増量 効果不十分な場合は4週間以上の間隔で2.5mgずつ、最大15mgまで増量可能

参照:PMDA:ゼップバウンドの用法・用量

参照:PMDA:マンジャロの用法・用量

標準的な維持用量が異なるのは、承認された治療対象や臨床試験で確認された使用方法が異なるためです。

また、異なる試験の体重減少率を単純に比較して、どちらの薬が優れているかを判断することはできません。

増量や減量は、治療効果と副作用を確認したうえで医師が判断します。現在の用量で吐き気などが続いている人は、次回の投与前に症状を伝えてください。

同じ用量の薬価はゼップバウンドの方が高い

ゼップバウンドとマンジャロを同じ用量で比較すると、公定薬価はゼップバウンドの方が高く設定されています。

薬価とは、保険診療で使用する薬剤について国が定めた価格です。自由診療でクリニックが提示する販売価格や、患者が窓口で支払う金額とは異なります。

用量 ゼップバウンドの薬価・1キット マンジャロの薬価・1キット
2.5mg 3,067円 1,443円
5mg 5,797円 2,886円
7.5mg 7,721円 4,329円
10mg 8,999円 5,772円
12.5mg 10,180円 7,215円
15mg 11,242円 8,658円

参照:日本イーライリリー:ゼップバウンドの薬価資料

参照:厚生労働省:マンジャロの薬価情報

たとえば5mgの薬価は、ゼップバウンドが1キット5,797円、マンジャロが2,886円です。

ただし、保険診療では自己負担割合のほか、診察や検査などの費用が関わります。自由診療の場合はクリニックごとに料金が設定されるため、上記の薬価から実際の支払額を計算することはできません。

費用を比較する人は、受診先の公式サイトで薬代を確認し、診察料・送料・会費まで含めた総額を調べてください。

ゼップバウンドは肥満症・閉塞性睡眠時無呼吸症候群、マンジャロは2型糖尿病が治療対象

ゼップバウンドとマンジャロの大きな違いは、国内で承認されている治療対象です。

ゼップバウンドは一定の条件を満たす肥満症と中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群、マンジャロは2型糖尿病の治療薬として承認されています。

薬 国内の承認された治療対象 保険診療の判断
ゼップバウンド 条件を満たす肥満症、中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群 患者要件と、最適使用推進ガイドラインの施設・治療要件など
マンジャロ 2型糖尿病 2型糖尿病治療としての適応など。美容・痩身目的は保険適用の対象ではない

参照:PMDA:ゼップバウンドの効能・効果、保険給付上の注意

参照:PMDA:マンジャロの効能・効果

同じ有効成分を含む薬であっても、病気に応じた承認内容や保険適用条件まで同じになるわけではありません。

2型糖尿病と肥満症の両方を診断されている人は、血糖管理と体重管理を含めて治療方針を検討する必要があります。

また、現在使用している薬から切り替える場合は、薬の重複使用を避けるためにも、医師の指示が欠かせません。

すでに治療を受けている人は、診断されている病気と現在の処方内容を医師に伝え、薬を変更する必要があるか相談してください。切り替える場合は、新しい薬の用量と次回の診察予定まで確認しましょう。

マンジャロ通販でおすすめのオンライン診療クリニック8選!安さ・安全性の比較やどこで買えるのか解説

ゼップバウンドの副作用は?

ゼップバウンドの主な副作用には、吐き気・下痢・便秘・嘔吐・腹痛などがあります。

症状が軽い場合でも、食事や水分を十分に取れない状態が続くと、脱水などにつながるおそれがあります。

また、嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛は、急性膵炎などの重大な副作用が疑われる症状です。通常の胃腸症状と考えて放置せず、速やかに医療機関を受診してください。

副作用が出たときは、症状が始まった時期や強さ、最後に注射した日時を記録しておくと、診察時に経過を説明しやすくなります。

特に増量後に症状が強くなった場合は、次回の投与前に処方医へ相談しましょう。

参照:PMDA:ゼップバウンドの副作用、用量調整に関する注意

症状・状態 必要な対応
吐き気・下痢・便秘が続き、食事や日常生活に支障がある 症状が始まった時期と現在の用量を処方医に伝え、次回の投与や増量について相談する
嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛 薬の使用を中止し、速やかに医療機関を受診する
強い便秘に腹部膨満・持続する腹痛・嘔吐などを伴う 薬の使用を中止して速やかに受診する。便秘薬だけで対処しない

吐き気

ゼップバウンドの使用中に吐き気が出た場合は、食事や水分を取れるか、嘔吐を伴っているか、症状がいつから続いているかが重要です。

吐き気は、投与を始めた後や用量を増やした後に現れることがあります。

ただし、よくある副作用だからといって、強い吐き気を我慢して治療を続ける必要はありません。症状によっては、医師が増量の延期や減量を検討します。

吐き気があるときに医師へ伝えること

  • 吐き気が始まった日と、症状が続いている時間
  • 現在の用量と、最後に注射した日時
  • 嘔吐した回数、食事や水分を取れているか
  • 腹痛や下痢など、ほかの症状があるか

参照:PMDA:消化器症状、脱水への注意と用量調整

何度も嘔吐している場合や、水分を十分に取れない状態では、次回の定期診察まで待たずに医療機関へ連絡する必要があります。

また、強い腹痛を伴う場合は、急性膵炎などの重大な副作用も考えられるため、速やかな受診が必要です。

吐き気によって食事や水分摂取に支障が出ている人は、次の注射をする前に処方医へ相談しましょう。自己判断で吐き気止めを追加したり、用量を変更したりすることは避けてください。

下痢

ゼップバウンドの副作用で下痢が起こることがあります。

下痢が続くと体内の水分が失われ、脱水や腎機能の悪化につながるおそれがあります。

特に嘔吐も伴っている場合は、水分を十分に補えなくなる可能性があるため注意が必要です。

下痢が続くときの確認項目

  • 下痢が始まった日と1日の回数
  • 水分を取れているか、尿の量が減っていないか
  • 嘔吐・腹痛・強いだるさなどを伴っているか
  • 最後に注射した日時と現在の用量
  • ほかに服用している薬があるか

水分を十分に取れない、尿の量が少ない、強いだるさがあるといった症状は、脱水が起きている可能性を示します。

また、下痢の原因が必ずしもゼップバウンドとは限りません。感染症やほかの薬が関係する場合もあるため、症状が続くときは医師による診察を受けましょう。

参照:PMDA:下痢・嘔吐による脱水と急性腎障害に関する注意

下痢が続いている人は、回数や水分摂取の状況を記録し、処方医に相談してください。水分が取れない場合や尿量が減っている場合は、次回の予約を待たずに医療機関を受診する必要があります。

便秘

ゼップバウンドの使用中は、便秘が起こる場合もあります。

便秘が続くときは、最後に排便した日と、腹部の張り・痛み・嘔吐の有無を確認しましょう。

排便回数が減っただけなのか、強い腹痛や嘔吐を伴っているのかによって、必要な対応が変わります。

便秘によって日常生活に支障が出ている場合は、水分摂取や食事の状況、併用薬なども含めて医師に相談することが大切です。

強い便秘に腹痛や嘔吐を伴う場合は注意

強い便秘に腹部膨満、持続する腹痛、嘔吐などを伴う場合は、ゼップバウンドの使用を中止して速やかに医療機関を受診してください。イレウス(腸閉塞)などの可能性があるため、通常の便秘と考えて市販の便秘薬だけで対処しないことが重要です。

参照:PMDA:イレウスに関する注意

便秘がある状態で増量を予定している場合は、診察時に現在の症状を伝えておきましょう。医師が治療経過を確認し、必要に応じて用量の調整を検討します。

便秘が続いている人は、排便の間隔と腹部症状を記録して、処方医に対処方法を相談してください。強い腹痛や嘔吐を伴う場合は、定期診察まで待たずに受診する必要があります。

嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛は速やかな受診が必要

ゼップバウンドの使用中に、嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛が現れた場合は、薬の使用を中止し、速やかに医療機関を受診してください。

このような症状では、急性膵炎などの重大な副作用が疑われます。

通常の胃腸症状だと考えて、次のオンライン診療の予約日まで様子を見ることは避けましょう。

受診時には、腹痛が始まった時間や痛む場所、嘔吐の有無、最後に注射した日時などが、医師による状態の把握に役立ちます。

強い腹痛がある場合は受診を優先

医療機関を受診する際は、次の情報を整理しておくと診察時に説明しやすくなります。

  • 使用している薬の名前:ゼップバウンド
  • 現在の用量と最後に注射した日時
  • 腹痛が始まった時間・痛む場所・嘔吐の有無
  • 併用している薬や持病、過去の膵炎の有無

お薬手帳や処方内容が分かる資料があれば持参しましょう。ただし、資料を探すために受診を遅らせないことが重要です。

参照:PMDA:急性膵炎に関する注意

処方医と連絡が取れない場合も、近くの医療機関や救急外来で診察を受ける必要があります。

症状が一時的に落ち着いても、自己判断でゼップバウンドを再開してはいけません。急性膵炎と診断された場合は再投与しないとされており、今後の治療方針は医師が判断します。

激しい腹痛が続いている場合は、オンライン診療の予約日を待たず、直ちに医療機関を受診してください。

マンジャロの副作用は?吐き気・下痢などの症状と膵炎・低血糖などのリスク・鬱との関係も解説

ゼップバウンドのオンライン診療を受ける流れ

ゼップバウンド オンライン診療 受ける 流れゼップバウンドのオンライン診療は、予約・問診・医師の診察・薬の受け取りという4つのステップで進みます。

初回の注射前には、薬の使い方や保管方法、副作用が出たときの連絡先まで把握しておくことが大切です。

なお、クリニックによっては初回の対面診療が必要です。また、診察の結果によっては追加検査を行い、処方を見送る場合もあります。

ステップ 行うこと
STEP1:予約 初診の受診方法、薬代や診察料などの費用を確認して予約する
STEP2:問診 持病・服薬状況・これまでの治療歴などを申告する
STEP3:診察 医師と処方の可否、必要な検査、用量や継続方法を相談する
STEP4:薬の受け取り 薬の種類と用量、注射・保管方法、次回の診察予定を確認する

以下では、それぞれのステップで何をするのか、受診前に準備しておきたい情報と合わせて解説します。

STEP1|初診の対応条件と費用を確認して予約する

最初に、希望するクリニックがゼップバウンドの初診オンライン診療に対応しているかを確認します。

オンライン診療を行っていても、ゼップバウンドの処方は再診のみという医院があります。

たとえば、服部・えびすさまクリニックは初回の対面診療が必要です。初めて受診する場合は、オンライン再診メニューではなく、初診の案内から予約する必要があります。

参照:服部・えびすさまクリニック:オンライン再診の利用条件

予約前に確認する4つの項目
  • 初診からオンラインで受診できるか
  • 保険診療と自由診療のどちらに対応しているか
  • 薬代・診察料・送料・会費を含む支払総額
  • 検査や対面診療が必要になった場合の受診方法

保険適用を希望する場合は、ゼップバウンドの保険診療に対応している医療機関かどうかも確認が必要です。

自由診療のオンラインメニューを予約しても、同じ診察を保険診療に変更できるとは限りません。

予約時には、ゼップバウンドの診察が初めてであることと、保険診療を希望するかどうかを伝えましょう。

料金面では、希望する用量の薬代だけでなく、診察から薬の受け取りまでの総額を確認しておくと、受診後の支払いを把握しやすくなります。

STEP2|問診で持病・服薬状況・これまでの治療歴を伝える

予約後は、クリニックから案内された方法で問診に回答します。

問診では、身長・体重だけでなく、持病や服用中の薬、過去に受けた治療についても申告が必要です。

これらの情報は、ゼップバウンドを使用できるか、追加検査が必要かを医師が判断する際に使われます。

用意する情報 申告する内容
身長・体重 現在の身長と体重、体重が変化した時期や程度
持病・治療歴 高血圧・脂質異常症・糖尿病・睡眠時無呼吸症候群などの診断、検査結果
これまでの治療 食事療法・運動療法・栄養指導を受けた医療機関と実施期間
使用中の薬 糖尿病治療薬・GLP-1関連薬・サプリメントなどの名前と用量
使用上の注意に関わる情報 妊娠・妊娠の可能性・授乳、膵炎、強い胃腸症状、腹部手術などの既往

参照:PMDA:ゼップバウンドの禁忌・特定の背景を有する患者への注意・相互作用

すでにマンジャロなどを使用している人は、薬の名前・用量・最後に注射した日も重要です。

薬が重複しないよう、問診への記入に加えて、診察時にも現在の使用状況を説明しましょう。

問診前に用意すると便利なもの

お薬手帳、健康診断の結果、これまでの検査結果や治療記録があると、病歴や服薬状況を正確に申告しやすくなります。手元にない資料がある場合は、無理に内容を推測せず、診察時に医師へ相談しましょう。

問診では、薬の処方に影響する可能性がある情報を省略しないことが大切です。

特に、現在使用している糖尿病治療薬やGLP-1関連薬がある場合は、正確な薬剤名と用量を確認してから回答してください。

STEP3|医師の診察を受け、処方の可否と必要な検査を確認する

診察では、問診の内容や現在の健康状態をもとに、医師がゼップバウンドの処方を判断します。

診察を受ければ必ず処方されるわけではなく、検査や対面診療が必要になる場合もあります。

薬の用量も、希望する価格や体重だけで決まるものではありません。医師が治療目的や副作用のリスクなどを確認し、開始用量や今後の治療計画を検討します。

診察時に確認しておきたいこと

  • ゼップバウンドが自分の病気や健康状態に適しているか
  • 追加の検査や対面診療が必要か
  • 処方される用量と、増量を検討する時期
  • 副作用が出た場合の対応と連絡先
  • 次回の診察日と継続費用の目安

参照:PMDA:ゼップバウンドの適応判断と用法・用量

医師が追加検査を必要と判断した場合は、案内された医療機関や方法で検査を受けることになります。

一方、処方が適切ではないと判断された場合は、その理由を確認しておくことが重要です。

処方されなかった人は、必要な検査や別の治療方法について医師に相談しましょう。

また、処方を受ける場合も、薬代や副作用への不安を残したまま決済せず、納得できるまで説明を受けることが大切です。

STEP4|薬を受け取り、注射方法と継続診療の予定を確認する

ゼップバウンドが届いたら、最初に薬の名前・用量・保管方法を確認します。

初めて自己注射を行う人は、医療従事者から十分な指導を受け、正しい操作方法を理解してから使用しましょう。

説明書を読んでも操作が分からない場合は、自己判断で注射せず、処方元に連絡して追加の指導を受ける必要があります。

初回の注射前に確認する5つの項目
  • 薬の名前・用量、注射する曜日
  • 注射する部位と操作方法、使用済み注入器・針の廃棄方法
  • 冷蔵保存などの保管条件
  • 注射を打ち忘れた場合の対応
  • 次回の診察日と、副作用が出た場合の連絡先

参照:PMDA:自己注射の指導・投与方法・保管条件

薬液に変色や浮遊物が見られる場合や、注入器が破損している場合は使用を控え、処方元や薬剤師に相談してください。

治療開始後は体重の変化だけでなく、吐き気・下痢・便秘などの症状も記録しておくと、次回の診察で経過を説明しやすくなります。

また、薬がなくなってから慌てて受診することがないよう、次回の診察日や配送予定も把握しておきましょう。

用量の変更や治療の継続は診察で判断します。薬が余っている場合でも、自己判断で注射量や投与間隔を変えないでください。

ゼップバウンドのオンライン診療に関するQ&A

ゼップバウンドを自宅で使用する際は、薬の保管方法や注射を打ち忘れた場合の対応を知っておく必要があります。

保管するときは温度と保存期間、打ち忘れたときは次回の注射までの時間が重要です。

対応が分からない場合は自己判断で使用せず、処方医や薬剤師に相談しましょう。

薬を受け取ったら記録しておきたいこと

  • 薬を保管している場所と、室温保存を始めた日
  • 決められた注射の曜日
  • 実際に注射した日時
  • 次回の注射予定日

届いたゼップバウンドはどのように保管する?

ゼップバウンドは、原則として凍結を避け、2~8℃の冷蔵庫で光を避けて保管します。

30℃以下であれば、一定期間は室温で保存できますが、保存できる日数には制限があります。

保管方法・状態 対応
冷蔵保存 凍結を避け、2~8℃で遮光保存する
室温保存 30℃を超えない場所で外箱から出さずに保管し、21日以内に使用する
薬が凍結した 使用しない
保管温度や保存期間が分からない 使用前に処方元や薬剤師へ保管状況を説明し、使用できるか確認する

参照:PMDA:ゼップバウンドの貯法・取扱い上の注意

室温保存の場合は、30℃を超えないことに加え、21日以内に使用する必要があります。

室温で保管し始めた日を記録しておくと、保存期間を把握しやすくなります。

また、夏場の持ち運びや旅行では、移動中に薬の温度が上がるおそれがあります。長時間持ち歩く予定がある場合は、出発前に処方元や薬剤師へ保管方法を相談しておきましょう。

薬を暑い場所に置いてしまった場合や、凍結した可能性がある場合は、見た目に異常がなくても使用できるとは限りません。

保管条件を守れなかった可能性がある薬は、使用前に処方元や薬剤師へ相談してください。

ゼップバウンドの注射を打ち忘れたらどうする?

ゼップバウンドの注射を打ち忘れた場合は、次回の予定日まで72時間以上あるかどうかによって対応が異なります。

次回の注射まで72時間以上ある場合は、気づいた時点で忘れた分を投与し、その後は決められた曜日に戻します。

一方、72時間未満の場合は忘れた分を投与せず、次の予定日に1回分を使用します。

状況 添付文書に沿った対応
次回の注射まで72時間以上ある 気づいた時点で投与し、その後は決められた曜日に投与する
次回の注射まで72時間未満 忘れた分は投与せず、次の予定日に1回分を投与する
注射する曜日を変更したい 前回の投与から少なくとも72時間以上の間隔を空ける

参照:PMDA:ゼップバウンドの投与忘れ・曜日変更の注意

たとえば、毎週月曜日が注射日だった場合の対応は以下のとおりです。

月曜日の注射を忘れた場合の例
  • 水曜日に気づいた場合:次の月曜日まで72時間以上あるため、水曜日に投与し、その後は通常の月曜日に戻す
  • 土曜日に気づいた場合:次の月曜日まで72時間未満のため、忘れた分は投与せず、次の月曜日に1回分を投与する

いずれの場合も、打ち忘れた分を取り戻そうとして2回分をまとめて注射してはいけません。

最後に注射した日が分からない場合

最後に注射した日時や、次回の予定日が分からない場合は、追加で注射する前に処方医へ相談してください。すでに重複して投与した可能性がある場合も、使用した量と日時を整理し、速やかに医療機関へ連絡する必要があります。

打ち忘れたことに気づいたら、まず前回の投与日時と次回の予定日を確認しましょう。

注射の間隔が分からない場合や、通常と異なる投与方法を考えている場合は、自己判断で調整せず、処方医の指示を受けてください。

ゼップバウンドは保険適用の可否と初診条件に合わせて受診先を選ぶ

ゼップバウンドは、オンライン診療でも医師が適切と判断すれば処方を受けられます。ただし、初診からオンラインに対応しているか、保険診療を利用できるかは医療機関によって異なります。

受診先を選ぶ際は、まず保険適用の可能性を確認し、初診の方法と支払総額を比較しましょう。

肥満症や閉塞性睡眠時無呼吸症候群で治療中の人は、現在の診断・検査結果や治療歴をもとに、保険診療の対象になるか主治医へ相談することが大切です。

自由診療を検討している人も、医師の診察を受けてから薬の使用を判断する必要があります。

自分の状況 次に取る行動
肥満症や睡眠時無呼吸症候群で保険診療を希望する 診断・検査結果・これまでの治療記録を用意し、ゼップバウンドの保険診療に対応する医療機関へ相談する
初診からオンラインで受診したい 初診オンラインに対応するクリニックを選び、薬代・診察料・送料・会費を含めた総額を確認して予約する
初回は対面で診察や注射指導を受けたい 初診は対面、再診からオンラインに切り替えられるクリニックの予約方法を調べる
持病がある、または別の薬を使用している 現在の治療内容や服用中の薬を医師に伝え、ゼップバウンドを使用できるか診察で判断してもらう

今回紹介した4院も、それぞれ利用条件が異なります。

DMMオンラインクリニックは単月購入と定期配送、HDCアトラスクリニックは月会費が必要な会員制です。まさぼ内科・糖尿病クリニックは自費のオンライン診療を案内しており、服部・えびすさまクリニックは初回の対面診療が必要になります。

薬代だけでは実際の負担額を比較できないため、希望する用量の薬代に診察料・送料・会費などを加え、継続時にいくらかかるか確認しておきましょう。

また、治療を始めた後も、費用や体重の変化だけを理由に自己判断で用量を変更することは避けてください。副作用や治療効果を医師と確認しながら、継続するかどうかを決める必要があります。

予約前には、初診の対応方法・支払総額・副作用が出た場合の連絡先の3点を確認し、無理なく受診できるクリニックを選びましょう。