バッカルファットとは頬の中央の深い部分(頬内側)にある脂肪のことを指します。この脂肪は、顔の形を決定する重要な要素の一つで、健康的な人でも存在しています。
バッカルファットは、食べ物を咀嚼するときに頬の内側をクッションとして保護する役割があるとされています。ただし、バッカルファットが過剰に蓄積すると、顔が丸く見えたり、小顔効果を得たい人にとっては願わしいものではありません。
そこで、バッカルファット除去術が存在します。この手術は、局所麻酔下で行われ、口内から小さな切開をして、バッカルファットを取り除く方法です。手術後は、内側からの傷跡が残るため、手術直後は腫れや痛みが生じることがありますが、2週間程度で回復する場合が多いとされています。
ただし、バッカルファット除去術には、手術後の後遺症や副作用、手術前に十分な検査やカウンセリングが必要とされるため、専門医の判断による必要性をよく考慮する必要があります。